🤐 先人が残した言葉をたどって仏道を学ぶというのもまったく間違っているわけではないが、やはり重要なのは実際の行い。そうであれば、日ごろ気づかず見えてこなかった愛語も目の当たりに現れます。

👊 〔特記〕享保１５（１７３０）年頃、相国寺の東辺りに住み、鴨川の第二橋畔に通仙亭と名付けた庵を構え、『蝸盧』の額を掲げて煎茶を売ったという。まずはこの食に関する名著、『典座教訓』を知ることが第一歩です。徳あるはほむべし、徳なきはあはれむべし。

☎ というのも、遍歴のなかで出会い、私に教えを授けてくれた師僧らの言葉というのは、「勝れた先人と同じくらい立派になり、天下に名が轟くような人物になりなさい」といった趣旨の言葉だったのだ。

✍ 〔塔所〕塔頭・宝蔵院。写した写真で見ると、止静、開静として坐禅の始めと終わりの時刻が示されている。日本でもひとりっ子の家庭は多いが、それが強制されるとなると考えさせられる。

♻ この地上とか天堂というのを、また違う解釈をしてみますと、この地上というのは地面に寝ていても、というふうにも訳すことができます。坐禅着に身を調え絡子らくすを掛け、大雄宝殿（仏殿）での朝課に参加する。

♻ 〔晋山〕昭和５５（１９８０）年１１月、住山７年。４．建仁寺で、臨済宗の禅を学ぶ。正法眼蔵2 （水野弥穂子訳註）• こういう解釈なんですね。

💅 仏道を歩んでいこうとする者は、その初心の頃に、仏道を求める心の深浅に関わらず、経典や書物などに書かれた先人の教えをよく読んだほうがいい。そういう中で勿論怒りの心も起こりますし、周りの人たちはその様子を見ていますから、恥を曝すことになったわけですね。この二つの災難が必ずやってくるんだ、と。

🐝 〔遺偈〕『末後句作麽生来時清風振明月去時明月払清風呵呵々』。

🙄 本を読もう、などという話は現代においては当たり前のような言葉であるが、禅僧、特に曹洞宗僧侶にとっては、道元禅師のちょっと意外な一面を垣間見るような内容なもので、ご紹介したくなってしまった。