😅 彼らはいつもと変わりなく日常を過ごし、いつものように自分達のアパートへ帰っていく。この映画の元となった事件については、こちらの記事で詳しく書いています。

😊 主演を務めた柳楽優弥は、第57回カンヌ国際映画祭では日本人初、そして史上最年少で最優秀主演男優賞を受賞しました。なお、結局トロフィーはすぐに手元には来なかった。そして当事者である子ども以外、誰もその真相を知ることができない。

✊ でもまだ3歳と1歳、その瞳に映る現実を捉える力はあまりに未成熟で、それが余計に辛い。その子供たちを母親の代わりに世話する明。その後、長男の証言により、三女の遺体が見つかります。

😗 この実際の事件に関してはこちらで詳しく書いています。台所には残飯の一部がかびた状態で残っていた。 2020年には是枝裕和監督は次回作で韓国映画の演出を務めることを明らかにしており、「ブローカー」という仮のタイトルとともにソン・ガンホさんらが出演することが決定しています。

👎 これは、正直かなりヤバイ内容で、よく映画に出来たなと思います。

✋ しかも、現実の巣鴨子供置き去り事件での長男は凶暴な性格であり妹には暴行を加えていたのだが、映画での長男はほぼ一貫して妹と弟を心から大切にしている優しい少年として描かれているのだ。また、前述した生活描写のリアリズムにも関わることだが、是枝監督は（監督それぞれで十人十色の演出があることを前提として）演出の意義についてこうも語っている。

🙂 歴史を振り返ると、日本においては核家族化・地域の縁の繋がりの薄まりが進み、家庭というものが閉じられた存在になっている傾向があります。明は茂とゆきの父親たちに金の無心目的に会うが、それぞれの事情からお小遣い程度しかもらえない。親と子どもという家庭において、家庭運営のメインプレーヤーは親ですが、その親の家庭運営能力や見識によって、子どもの生活環境は大きく異なります。

👋 異様に思える、けれどごく普通。まさに実話を完全映像化したといえる本作、そう、この映像は、誰もが＜100％未体験＞である。知的障害者だから子供を育てられないというわけでは断じてありませんが、やはり周囲の理解と適切なサポートが必要になる場合が多くあります。