👣 真の重症ASを見逃すことのないよう、また中等度ASへの不必要な介入を防ぐことを目的に、SViやLVEFから診断を進められるよう構成されている。 SAVRの推奨については、欧米では年齢やSTSスコアの基準が設けられているのに対し、本ガイドラインではそれらは示されなかった。
✔ 【連合弁膜症】 複数の弁膜症を合併していることを連合弁膜症と呼び、日本胸部外科学会の報告によると弁膜症手術のうち連合弁膜症の手術は28. 3以上の進行)の場合も手術適応を考慮、それ以外の場合、併存疾患や全身状態のために手術によって利益の得られる可能性が低い場合は経過観察とします。 BAVはさらに侵襲度が低いため6以上でも施行可能です。
☏ 僧帽弁狭窄症の重症度評価は、僧帽弁口面積(mitral valve area: MVA)、平均圧較差(mean pressure gradient: mPG)、拡張期圧較差半減時間(pressure half time: PHT)、特にMVAによって評価します。 また、大動脈弁狭窄症兼閉鎖不全症(ASR)、僧帽弁狭窄症兼閉鎖不全(MSR)のように同一の弁に狭窄症と閉鎖不全症が合併することもあります。
☢ 高度石灰化上行大動脈である• 弁膜症手術時におけるMaze手術、左心耳閉鎖、左心耳切除術の適応を考慮します。 日本循環器学会は本日、延期が決まった3月の第84回日本循環器学会学術集会で発表予定だった新しい診療ガイドラインについて、一部は班長の解説動画も加え、同学会のウエブサイトで公開した()。
☝ 人工弁例に対する抗血栓療法としては、ワルファリンのみが適応です。 COPDの既往がある• 【弁膜症の診断・評価法】 弁膜症の診断・評価法は、病歴、身体所見、生化学指標等がありますが、心エコー図検査が第一選択です。
13💔 大動脈弁狭窄症の手術適応は比較的シンプルで心不全等の症状がある場合は早期の手術を推奨、症状がない場合も左室駆出率50未満の場合、左室収縮末期径(left ventricular end-systolic diameter: LVESD)45以上、左室拡張末期径(left ventricular end-diastolic diameter: LVEDD)65以上、LVESD index(LVESDを体表面積BSAで補正した指標)25以上で手術適応です。 手術適応を満たさない場合は経過観察(目安として軽症の場合3-5年、中等症の場合1-2年、重症の場合6-12ヶ月後の心エコーのフォロー)を行います。
17👊 大動脈弁狭窄症はしばしば無症状で進行しますが、症状が出現した後では予後が悪いので早期発見が望まれます。 原則的に、症状があり、顕著な左室機能低下がなければ手術適応、顕著な左室機能低下があっても外科治療の効果が期待出来る場合も手術適応を考慮します。