😎 やむを得ず平家は三種の神器と天皇をお連れし、都を出ることになりました。 やがて世の乱れ出できて、その沙汰なく候ふ条、ただ一身の嘆きと存じ候ふ。 あくれば七月の二十五日であつたに、 法皇御所にござらぬと申すほどにこそあつたれ、京中のものども騷動することはなのめならなんだれば、況や平家の人々があわてさわがれた (*ママ)有樣は、家々に敵が討入るとも限りがあれば、これには過ぎまいと見えまらした。
12🤙 小松殿の子達は、兄弟その人數六七百計りで、淀のあたりで御幸に追ひつかれた。
👇 advanced Q. しかし、一門のうち池大納言頼盛だけは、頼朝を頼って京に引き返しました。 お入れ申し上げよ」 と言って、門を開けて対面した。
🤝 お疑いなさいませんように。
❤ [防ぎ矢つかまつらん] 防ぎ矢をいたしましょう。 さて平家の人々は一門その外の侍をかけてむねとの者共は百六十人餘り、その 附々 つきづきの勢を合せては七千餘騎でござつた。 此の城の樣態は盤石がそばたちめぐつて、四方に峯をつらね、山を後ろにし山を前にあて、城の前には大きな二つの河が流るゝに、二つの河の落合に、大木をたてて、柵をついてかきあげたれば、水は東西の山の根にさしみちて、ひとへに 大海 だいかいにのぞむがごとくにござつたと申す。
1🤞 寄れ、組まう、手塚。 」 と言って、 義仲を 大勢の中に取り囲んで、自分こそ討ち取ろうと進んだ。 首を 太刀の先に貫いて、高く差し上げ、大声をあげて、 「近頃日本国に有名でいらっしゃった木曾殿を、三浦の石田次郎為久がお討ち申しあげたぞ。
3😜 」と申されたれば、 宗盛、「なぜにそれはお連れあらなんだか?」 維盛、「行方とても頼もしうもござない。 成親は一旦は備前の児島に置かれますが、じきに内陸の備前備中の国境にある有木の別所という山寺に身柄を移されます。 「忠度。
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