🖖 [原文] 先の世にも御契りや深かりけむ、 世になく清らなる玉の男御子(をのこみこ)さへ生まれたまひぬ。 advanced Q. 今回は源氏物語 げんじものがたり でも有名な、桐壺・光源氏の誕生 ひかるげんじのたんじょう についてご紹介しました。 上達部、殿上人なども困ったことだと目を背け背けして、実に見ていられないほどの 更衣への ご寵愛ぶりである。

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🖐 「源氏物語」の主人公。 帝と更衣は 前世でもご因縁が深かったのであろうか、この世に比類なく清らかで美しい玉のような男の皇子までもお生まれになった。 朝夕の宮仕えに関連しても、(桐壺の更衣は、他の)人の心をとりわけ動揺させ、恨みを負った結果でしょうか、とても病気がちになっていき、心細そうに実家に帰りがちになるのを、(帝は)ますます物足りずいとおしくお思いになって、人々の非難を遠慮なさることができず、世間の語り草になるにきっと違いないご待遇である。

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👋 桐壺更衣 光源氏の 母。 第一皇子は、右大臣の女御の生みなさった子で、後見人の勢力があり、疑いようのなく皇太后になられる方と、世間で大切にし申し上げていたが、(その第一皇子は)この皇子(=光源氏)の美しさには及びなさるはずもなかったので、ほとんどの格別な思いで、この皇子(=光源氏)を、自分の大事ものとお思いになって大切にお育てになることが限りない。

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✆ 男女の仲。

😅 第二部はその後光源氏が死ぬまでの晩年を描き、第三部では光源氏死後の子孫たちの模様が描かれています。

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🖐 初めより、我はと思ひ上がり給へる御方々、 (桐壺の更衣を)気に食わないものとして蔑視し恨みなさった。 源氏物語を古典文学にはしたくなかった。

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😝 」 助動詞・過去・已然形(結) と、 格助詞 やうやう、 副詞 天の下 名詞 に 格助詞 も、 係助詞 あぢきなう 形容詞・ク・連用形・ウ音便 人 名詞 の 格助詞 もて悩みぐさ 名詞 に 格助詞 なり 動詞・四段・連用形 て、 接続助詞 楊貴妃 名詞 の 格助詞 ためし 名詞 も 係助詞 引き出で 動詞・下二段・連用形 つ 助動詞・強意・終止形 べく 助動詞・当然・連用形 なり 動詞・四段・連用形 ゆく 動詞・四段・連体形 に、 格助詞 いと 副詞 はしたなき 形容詞・ク・連体形 こと 名詞 多かれ 形容詞・ク・已然形 ど、 接続助詞 かたじけなき 形容詞・ク・連体形 御心ばへ 名詞 の 格助詞 たぐひなき 形容詞・ク・連体形 を 格助詞 頼み 名詞 にて 格助詞 交じらひ 動詞・四段・連用形 給ふ。

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