⚛ 機械的刺激によって起こるものを「機械性蕁麻疹」、寒冷刺激によって起こるものを「寒冷蕁麻疹」、温熱刺激によって起こるものを「温熱蕁麻疹」、日光への暴露によって起こるものを「日光蕁麻疹」と呼びます。蕁麻疹はゆっくり治療していく病気で、薬なしで症状が出ないようになるまでには、時間がかかるということだ。身体をきれいに洗い、湯船でしっかり温まったのに、入浴後の腕や足、背中などに小さな赤いポツポツができて、ピリピリとした痛みやかゆみがある……。

😩 入浴法においては、蕁麻疹の種類や原因によって全然違ってきますので、それぞれの入浴法を紹介してもよいのですが、そもそも蕁麻疹の約７０％は原因不明だと言われるくらいなので、ここでは入浴法を考慮するうえでのアプローチとなるポイントに絞ってみるとよいでしょう。蕁麻疹を経験したことがある人は、そのつらさを容易に想像できるだろう。

😃 実際、コリン性蕁麻疹の患者さんの皮膚の中に、少量のアセチルコリンを注入する検査を行うと、注射した箇所のまわりに膨疹が出ることが確認できます。お風呂や暖房器具、ドライヤー、使い捨てカイロなどを使って体を温めたときに、温まった部分が赤く膨れて、強いかゆみを感じる…。蕁麻疹のほとんどは原因不明ですが、通常は数時間～24時間で痕を残さず消失します。

🙃 皮膚面に明確な膨疹が勢いよく発生し、さらに掻くと広範囲に広がっていきますので心配になる方も多いかと思います。おなかや太ももの内側といったやわらかい部分に出やすいほか、温かい飲食物の摂取で唇などが腫れることも。

😂 ただし、以下のような場合は、病院での診断・治療が必要です。